「洞窟」パントリー、こだわりの照明器具。
理想的な住まいのデザインをかなえつつ、快適で健やかな住環境に大満足
漆喰と無垢の木の雰囲気が、思い描いていたイメージにぴったり
Aさん宅のインテリアは、とりわけ奥さまが思い描いていたイメージの宝庫。
「洞窟にこもっている感覚で作業できる」パントリーだったり、当初目指していた「南仏プロバンス風のデザイン」を彷彿させるアーチ壁だったり。
設置場所に合わせて一点ずつ取り寄せたユニーク&レトロな照明器具も、室内の雰囲気にバッチリと映え、明かりがともれば漆喰壁の陰影が際立ちムード満点。
これにご主人の希望で「風通しを良くするためにリビングの天井を高く」、「和室は小上がりにして腰掛け兼収納としても活用したい」といった機能的な要素が加わったことで、より快適で健やかな住まいになりました。
ご主人の父親から現在の土地を譲り受け、家づくりをスタートしたのが新居完成の約2年前。
南仏調のデザインに憧れて、イメージを最優先して計画を進めている最中、ふと「健康」をキーワードにインターネットで検索したところ、たまたま「無添加住宅」の情報が目に止まりました。
「まだ幼い双子の子どもたちがやや敏感な体質で、私自身はカビが大の苦手。そうした懸念材料が払しょくされるかもしれないと思い、さっそく完成見学会へ出かけてみたんです」とご主人。
訪問後の第一印象は、ジメジメした不快感がなく空気が軽やか。
家づくりのコンセプトや建材の機能についても納得しました。
それに加えて魅力的だったのが、漆喰と無垢の木を中心にした家の雰囲気が、奥さまのイメージにかなったこと。
お2人そろって「ここがいいね」と言い合わせてからも、他の見学会やモデルハウスへ2度、3度と足を運び、「ブログも頻繁に更新されているし、安心してお任せできる」と確信を深めて依頼を決めました。
大好きなものだけに囲まれた生活に、毎日喜びを実感
Aさん宅が建つ敷地は正方形。光と風を存分に取り込めるように、敷地の南側半分は庭と家庭菜園用のスペースに充て、北側に平屋の住居を配置。
家の中央には約20畳の広さがあるワンルーム的なLDKを置き、リビングは半屋外のウッドデッキを介して南に大きく開いて、内外が緩やかにつながるプランになっています。
風水のセオリーに沿ってまとめた間取りは、ファーストプランからほぼ変更なし。
東側前面道路から玄関扉を開けて室内に上がると、手前からリビング・ダイニング・対面キッチンが真っすぐに連続。
どこにいても室内全体を見渡すことができ、中でも天井高を約3メートルに上げたリビングは開放感抜群。天井付近には開閉自在のハイサイドライトを設け、通風・排熱を自由にコントロールできるようになっています。
リビングの南側には小上がりの和室があり、反対の北側には主寝室と子ども室が並んでいます。
主寝室には大容量の本棚と、ミシン作業が楽々できることを想定した大型サイズのカウンターを造作。
また子ども室は将来2部屋に間仕切れる仕掛けだけ仕込んで、現在はワンルームとして使用しています。
そしてキッチンの脇には「洞窟」をモチーフにしたパントリーが、キッチン奥には水回りが、それぞれアーチ壁の向こうに置かれています。
このパントリーをはじめ、Aさん宅の収納の大きな特徴は、「見せる」ことを意識してオープンなこと。
キッチン背面の食器棚にしろ、洗面のタオル置き場にしろ、用意されているのは「木の棚」だけ。
余計な装飾がないから室内が一段と広々と見え、おのずと整理整頓の意識も働きます。
また主寝室と子ども室には「たんすなどの家具を持ち込まなくて済むように」とクローゼットを造作しました。
ところで肝心の住み心地は、「快適で何の不満もありません。子どもたちもすこぶる健康です」とご夫妻。
漆喰や無垢材の調湿作用のせいか、「雨が降っていても空気がよどまず、外を見て初めて気付くことがあるくらい。壁も床もいつでもサラサラとした触感で、わが家に遊びに来た人は皆びっくりしていますよ」。
今までご主人を悩ませたカビの影響も、新居に移ってからは一切なくなりました。
庭の芝生張りと家庭菜園は入居後にご自身で仕上げ、今度はインテリアをバージョンアップさせていく番。
何から手を付けようかしら、と思案しながら、奥さまは「大好きなものだけに囲まれた生活。家にいるだけで毎日が楽しい」と喜びをかみしめています。
家族構成 : ご夫婦、子供2名
敷地面積 : 277.49㎡(89.9坪)
延床面積 : 106.71㎡(32.2坪)
お引渡し : 2018年3月