中庭を囲んで「コの字」形にレイアウト
共働き夫婦にやさしい動線設計の家
心地いい素材感・空気感と会社に対する信頼感が決め手
初めて「無添加住宅」のモデルハウスを訪問した帰り道。車に乗りドアを閉めた途端に、ご主人は満足げな表情で「ここに決めよう」と一言。同じ意見だった奥さまも、二つ返事でOKしました。
即断のポイントは何だったのでしょう。
特別に健康的な住まいを求めたり、自然素材にこだわったりしていたわけではないそうですが、それでも「家づくりのコンセプトがしっかりしている」と好印象を抱き、「サラサラした床の感触が本当に気持ちよかったですね。漆喰で仕上げた内装も趣があり、全体的に明るくすがすがしい印象を受けました」とのこと。
さらには「何といっても、社長さんをはじめスタッフの皆さんの対応が素晴らしかったので」とうれしいお言葉も頂戴しました。Iさんが新築したのは平屋シリーズ「Simple(シンプル)」です。間取りや内装デザインについては専属の建築士らと相談を重ね、1年間ほど時間をかけて納得のプランを構築。
新居は4LDK「コの字形」の建物で、敷地南側の中庭を囲むように各居室・スペースが並び、玄関を開けると壁一面のガラス越しに中庭の眺めが飛び込んできます。家の中央には中庭に面して大きくリビングダイニングが置かれ、その一角には「腰掛け代わりになって、収納にも使えるように」と小上がりの畳間が設けられています。
3人の子どもたちにはそれぞれ独立した個室を与えることにしましたが、将来のライフスタイルの変化を見越して、3室のうち2つは完全に仕切らず、可動家具で分けることにしました。
共働きの夫婦にやさしい、家事がしやすい動線設計もポイントです。
キッチンは今流行りの対面式ではなく、「急な来客があっても困らないように」とダイニングと壁一枚を隔てた最奥部に独立したスペースを確保。
洗面室や家事室、物干し場などはキッチンのすぐ隣に置かれ、一連の家事が最短の動線内で完結するとともに、ダイニング側からもぐるぐると回遊できるようにつくられています。
また家事室だけが小上がりになっているのは、「子どもたちはやんちゃ盛りですからね。洗濯物などを置く場所と、普段生活している床を同じレベルにするのは避けたかったので」というIさんのアイデアです。
朝までぐっすり快眠。湿気も暑さも気にならない
Iさんご夫妻にとっては土地探しから始めて、足かけ7年に及ぶ家づくりでした。
2017年3月、待望の新居が完成したときには「これでようやく、何不自由ない生活を送ることができる」と胸をなで下ろし、「寝室」と呼ばれる部屋で寝たのがいつ以来だったか忘れてしまうほど、ぐっすりと熟睡にふけりました。
「以前は築40年超の一軒家をワンフロアだけ間借りして暮らしていました。3人目の長男が生まれたのを機に計画を始めたのですが、なかなか目当ての土地が見つからなくて。寝るときは6畳間に全員集まり、5人で“川の字”ならぬ“入れ子状”になって横になっていました」。
子どもたちの成長につれて密度と手狭さは増し、「誰かの足がいつも目の前にある状態だった」とのこと。今ではあの窮屈さも懐かしい思い出です。
新築時にはそれぞれ中学生、小学校高学年になっていた長女、次女にとっても念願の一人部屋。
一方ではまだ一人で寝られずに、ご夫妻の寝室にやってきた長男と入れ替えで、ご主人が長男の個室で休んだり、リビングのソファで眠ったりすることもあるそうです。
暮らし始めて約4カ月がたち、「住み心地、快適さは想像以上。以前の家では梅雨の時期になると、床や壁が湿気でジメジメすることが多かったのですが、今ではまったくそうした不快感はありません。床の無垢材はいつだってサラサラだし、漆喰の調湿作用は本当にすごいですね」とその効果を実感している様子。
風通しの良さも申し分なく、「窓を少し開けただけで、熱気がサーッと抜けていきます。空気がとても爽やかですね」。
そして最後に、現在家づくりを検討中の方に向けて、「床の感触と室内の空気感は本当にオススメ。モデルハウスで一度体感する価値はあると思いますよ」とアドバイスをくれました。
家族構成 : 夫婦、子供3名
敷地面積 : 214.88㎡(65.0坪)
建築面積 : 106.67㎡(32.0坪)
延床面積 : 99.26㎡(30.0坪)
お引渡し : 2017年3月18日